あの時のあっち側に居る今

今日は、本番を意識して、

やや演技をするメンバーが、

前に出て、男女入り混じって立ち、

少し雰囲気を出して歌う練習をしました。

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オペラを初めて生で観たのは、

大学の頃にロンドンで。

その後は聖歌隊で知り合った友人達の発表で。

私は自分がそうでないために、

音大をキチンと出て、

真剣に音楽の道を歩んでいる方々を

とても尊敬しています。

なので、

オペラというものをいろいろに観劇して、

自分の中にガツンと響くものを強く感じても、

これは自分には手が出せない、

どんなに憧れても 遠い場所なんだと、

思い続けてきました。

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それが、縁が縁を呼び、

今日という日には 私は オペラの曲目の中にいて、

前に出て歌う練習をしている。。

なんということだと、

愉しいと、いう気持ちが湧き上がるのを抑えられませんでした。

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近頃は、

毎日が本当に幸せであると感じながら過ごしつつも、

心の奥底で 少し沈んだ気持ちがあり、

今日の練習の最初には、それが歌声に表れてしまっていると、

自分自身で感じていましたが、

練習する内に、

いかんいかん、と律する気持ちもありましたが、

それよりも このたのしさが、私をまた引き上げてくれました。

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アドリブや、コール&レスポンスも、

自分には永遠に無理な世界だと思っていたけど、

仕上がりは底辺の方だとしても、

いつの間にか その世界の立ち位置に立ち、

こんな景色が見られる日がくるなんて と感動したものですが、

また今回のオペラも、私にとって同じくで、

まさかこちら側に立っているなんて という感動の中にいます。

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続けるということは、

何が待っているのか・・、

未来は本当に未知で、希望に溢れています。

続けることは 大変なことも沢山だけれども、

しかし逆に、このことがなくなってしまったら、

私はきっと生きていけないでしょう。

歌が大好きです。